金色烏は冥府を翔ける

閻魔王が統べる世界、冥界。
死せる者が最後にたどり着く場所。罪深き者には裁きを、罪無き者には安らぎを与える処。

弟以外味方のいない日々を過ごしてきた少女、金烏はある夜に運命の出会いを果たす。
幼い頃の思い出で終わるはずだった少女の恋は、やがて世界を巻き込むほどに広がっていく。

「私はお前の遣い鳥。お前を幸せに導くためにここにいる」


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第1章 夜色の宿命


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